【地球科学】マントルから初の直接サンプル採取へ 海底地殻を史上最深の深さまでボーリング、2020年までに着手


 
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1300970358/ 
 
1 名前:星降るφ ★[] 投稿日:2011/03/24(木) 21:39:18.71 ID:??? 
  マントルから初の直接サンプル採取へ  
  Richard A. Lovettfor National Geographic News  
  March 24, 2011  
   
   これは地球の中心への旅ではないかもしれない。だが、これまでで最もそれに近づくものになる  
  可能性はある。厚さ何キロもある地殻を貫き、その下にある高温のマントルまで掘削して、史上初めて  
  マントルのサンプルを回収するという計画が進められている。科学者に言わせると、マントルの  
  サンプルは、科学的な重要性において、そして採取の困難さにおいても、月の石にほぼ匹敵するという。  
   
  「これは地球科学者の長年の夢だった」とイギリス、サウサンプトン大学の地質学者デーモン・  
  ティーグル氏はナショナルジオグラフィック ニュースに語った。  
   
   しかしその夢は、適切な技術が存在せず、地殻に関する理解が不足していたために長い間抑えられて  
  きた。今では地殻についての知識が増え、技術も進んだため、この夢に手が届くところまできたと、論文  
  の共著者であるティーグル氏は言う。例えば、日本の掘削船は10キロにも及ぶ掘削パイプを備えている。  
   
   すべてが計画通りに進めば、2020年までに掘削に着手できるだろうとティーグル氏は言う。研究  
  チームは来月にも太平洋で試掘を開始する。論文によると、チームのスタッフは太平洋の「海底地殻を  
  史上最深の深さまでボーリングする」という。  
   
   マントルは、地球の融解したコア(核)と硬く薄い地殻の間にあり、厚さは約3200キロある。そこ  
  には、地球の岩石が大量に含まれている。しかしマントルについてはよく分かっていない。現在手に  
  しているのは、火山から地表に噴出したものや、古い山脈に取り残されたものなど、マントルのほんの  
  断片にすぎない。  
   
   これらの断片的なサンプルも、地表に上がってくる長いプロセスの間に変質しているため、もはや  
  マントル本来の状態と組成を示しているとは言えない。  
   
   掘削を行えば、マントルの様子だけでなく、モホロビチッチ不連続面(モホ面)と呼ばれる地殻  
  最下部の謎の多い遷移層の性質も明らかになるだろう。  
   
   また、掘削により地殻深部の岩に存在する生命の徴候を探すこともできると考えられる。「摂氏  
  120度まで、どの深さを見ても微生物の活動の証拠が見つかる。マントルまで掘り下げる途中で、これ  
  について検証できることは間違いないだろう」とティーグル氏は話す。  
   
   しかし、本当に価値があるのはマントルそのものだ。サンプルを採取できれば、地球の起源と歴史  
  について多くのことが分かるとティーグル氏は言う。  
   
   マントルの岩石からは、現在のマントルの活動プロセスについて知見が得られる。これは、多くの  
  地震や津波や火山の噴火を引き起こしているプレートテクトニクスを理解するために非常に重要な知見  
  となるとティグル氏は続けた。  
   
   ティーグル氏によると、掘削に最も適しているのは海洋の真ん中だという。地球の地殻は海洋底で最  
  も薄いからだ。大陸では地殻の厚みは数十キロに達するが、海洋底ではわずか6キロほどしかない。  
   
   もっとも、言うまでもなく海洋の真ん中は海自体が深い。計画されている海域では水深が4キロほど  
  ある。これは、現在の沿岸での掘削技術で掘れる深さのほぼ2倍にあたるとティーグル氏は言う。  
   
   海底は温度が低いとはいえ、掘削機は摂氏300度に達する深さまで掘り進まなければならない。その  
  深さでの圧力は2000気圧にもなる。これは1平方メートルあたり2万トン以上の圧力に相当する。  
   
  (>>2以降に続く)  
   
  ▽記事引用元  ナショナルジオグラフィック ニュース  
  http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20110324004&expand#title  
   
  ▽画像  1960年代にマントルからのサンプル採取を試み、失敗に終わったモホール計画のために船上で働く作業員。  
  http://www.nationalgeographic.co.jp/news/bigphotos/images/drilling-earth-mantle-possible-2011_33618_big.jpg
 
  Photograph by Fritz Goro, Time Life Pictures/Getty Images  
 

  
2 名前:星降るφ ★[] 投稿日:2011/03/24(木) 21:40:03.16 ID:??? 
  (>>1の続き)  
   
   海洋の真ん中には石油や天然ガスの堆積層は存在しないため、ドリルが誤ってそこに穴を開け、  
  メキシコ湾の石油流出事故のような噴出が起こる危険性はないとティーグル氏は言う。また、穴から  
  マントルの岩石が突然噴出するということもない。穴が狭すぎるだろうし、マントルの岩石は融解  
  していないからだ。  
   
   この論文は「Nature」誌の2011年3月23日号に掲載された。  
   
  (記事ここまで)  
 
5 名前:被災者[] 投稿日:2011/03/24(木) 21:44:13.96 ID:DGaH0H22 
  マンショントルコか・・・すべてが懐かしい  
 
8 名前:名無しのひみつ[] 投稿日:2011/03/24(木) 21:52:30.87 ID:Y/ZF49Og 
  >>5  
  やっぱり そーきたか。  
 
9 名前:名無しのひみつ[] 投稿日:2011/03/24(木) 21:53:31.76 ID:pnew+vN4 
  まあ文系のお前らがこんな難しい事を理解しようたって無理があるよな。  
  オレが説明してやる義理も無いので説明しないが多分自称専門家が特異になって>>10あたりで詳しく自慢気に  
  説明するだろうから目を皿のようにしてこのスレを見やがれ!  
  俺も知らんからよく見とくわ。  
 
11 名前:名無しのひみつ[sage] 投稿日:2011/03/24(木) 21:55:50.47 ID:HWjoQdlu 
  >>9 性格と顔がかなり悪いな  
 
18 名前:名無しのひみつ[] 投稿日:2011/03/24(木) 22:09:52.13 ID:6IKAJtog 
  震度7の地震を震度1の地震に分割して発生させる技術を!  
 
30 名前:名無しのひみつ[] 投稿日:2011/03/24(木) 22:44:44.67 ID:qLI+TSSG 
  >>18  
  ttp://twitpic.com/4c053d  
 
40 名前:名無しのひみつ[] 投稿日:2011/03/24(木) 23:51:45.59 ID:UlP0Fj5R 
  原発より安全なら安全  
 
41 名前:名無しのひみつ[] 投稿日:2011/03/24(木) 23:52:00.98 ID:UlP0Fj5R 
  原発より安全ならいいけど  
 
42 名前:名無しのひみつ[] 投稿日:2011/03/24(木) 23:57:03.86 ID:UlP0Fj5R 
  誤爆  
 
45 名前:名無しのひみつ[sage] 投稿日:2011/03/25(金) 00:54:16.75 ID:ImmFDYAR 
  6000kmほるのに時間と金がどれだけいるのか?  
 
47 名前:名無しのひみつ[] 投稿日:2011/03/25(金) 01:03:56.56 ID:todybV/O 
  >>45  
  たいしてかからない  
  時間は、せいぜい3分ほどで、コストも1回150円ほどだし  
 



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